近年、花や植物と触れ合う機会が少なくなっていることから、「花育」を幼児期や児童期に取り入れることが重要視されています。
子どもにとって花や植物に親しみを持つことは、季節を感じたり、命の大切さを学ぶことにもつながります。
本記事では花育の重要性や花育と取り入れる方法を紹介します。
花育とは
花育とは、農林水産省公式HPによると、下記の通り定義されています。
花育とは、「花や緑に親しみ、育てる機会をとおして、やさしさや美しさを感じる気持ちを育むこと」です。
引用:農林水産省
花育を通じて、感受性を育んだり、命の大切さに気づいたり、勉強だけでは身につけることができないことを学ぶことができます。
花を育てたり、お世話をすることは、子どもの優しい心を育てることにもつながります。
花育によって得られる効果
花育によって得られる効果は、
- 花や植物と触れ合うことで、季節の移ろいを感じることができる
- 花を通じて、命の大切さを学ぶことができる
- 花の知識が身につく
- 親子のコミュニケーションが増える
部屋に飾った花の名前を図鑑で調べることで知識が身につき、
花の水替えなど世話をする過程で、花に対して愛おしさや優しさが生まれます。
親子で一緒に花の世話をし、観察することで自然と子どもとコミュニケーションをとる機会も増えますね。
花育を取り入れる方法
花育を取り入れる方法を4つ紹介します。
公園などの草花を観察する
1番手軽に花育を取り入れることができる方法は、散歩しながらお花を探すことです。
色々なところに目を向けてみると、普段は気づかなかった場所にお花が咲いていることもあります。
公園に咲いているお花を観察することもおすすめです。
図鑑でお花の名前や特徴を調べることで身近なことから学習することもできます。
家庭で種や苗を育てる
家庭で身近にお花の成長を感じながら花育に取り組みたい方は、種や苗から植物を育てるのがおすすめです。
毎日、植物に水をあげることで、植物に対して親しみや命の大切さを感じることができます。
植物の成長を通して親子でのコミュニケーションが増え、植物を育てることは幼少期の楽しい経験になりますね。
子どもと一緒に花や植物を育てたい方は、ベランダや窓際などで手軽に栽培できる「栽培セット」がおすすめです。
野菜の栽培セット
実際に育てた野菜を食べることができる「野菜の栽培セット」
自分で育てた野菜を食べることは、「食育」にもつながりますね。
観賞用にもかわいい栽培セット
観賞用にピッタリなお世話が楽しくなるかわいい栽培セットを紹介します。
かわいいポットの「栽培セット」
卵の殻から植物が育つかわいい「栽培セット」
はらぺこあおむしが好きな子におすすめな「栽培セット」
お花屋さんで花を選んで自宅に飾る
実際に自分で好きな花を選んでお家に飾りたい方には、お花屋さんに実際に足を運ぶのがおすすめです。
季節の綺麗な花に囲まれたお花屋さんの店内はとっても素敵ですよね。
好きな色や好きな花を組み合わせてブーケを作ってもらうことも素敵な経験になります。
小さな子どもがいる家庭で花を飾る時の注意点
お花を自宅に飾る際に小さな子どもがいる家庭で心配なのは、花瓶が割れること。
小さな子どもがいる家庭はプラスチック製の花瓶を使用し、花瓶の底を剥がせる粘着テープで固定しておくと安心です。
花瓶を置く場所は、直接子どもの手に届かないところに置くと安全です。
お花のサブスクを活用する
定期的に出かける時間が取れない方には、手軽に花育を取り入れることができる「お花のサブスクサービス」がおすすめです。
お花のサブスクは定期的にお花がポストや宅配便で届くサービスで、花屋に足を運ぶことなく花育を取り入れることができます。
自宅にどんなお花が届くか、毎回楽しめます。
花瓶に飾ったお花の水換え作業をすることで、お花をより身近に感じることができて、親子でのコミュニケーションも増えますね。
届いたお花について図鑑で調べて勉強したり、届いたお花でドライフラワーを作ったりと楽しみ方もたくさんあります。
お花のサブスクサービスについては、下記の記事で解説しています。
知育にピッタリ!植物に関する本・カードのおすすめ
花育がもっと楽しくなる、植物に関して楽しく学べる本やカードを紹介します。
草花遊びが楽しめる本 2冊
草花遊びが楽しめる本2冊を紹介します。
あたらしい草花あそび
身近な草花を知り、遊んで楽しめる「あたらしい草花あそび」
道端でよく見かける草花から、素敵な作品が作れます。
草花を使った作品がイラストや写真付きで丁寧に解説されています。
作ってびっくり!かわいい草花あそび
植物を変身させて知育遊びが楽しめる「作ってびっくり! かわいい草花あそび 」
タンポポ、ツツジ、アサガオなどを折ってちぎって、自然の工作が楽しめます。
道具を使わず、草花の特徴を活かした作品が作れます。
しっかり学べる植物図鑑 3冊
しっかり学べる植物図鑑を3冊紹介します。
植物 新訂版 (講談社の動く図鑑MOVE)
植物の鮮明な写真で学べる「植物 新訂版 (講談社の動く図鑑MOVE) 」
黒背景が採用されており、植物の美しさが楽しめる図鑑です。
植物の姿が収録された66分のDVD・スマホで見れるストリーミング付きです。
しょくぶつずかん(じぶんでよめる)
ひらがなで解説された3〜6歳向けの「しょくぶつずかん (じぶんでよめる)」
文字に興味を持ちはじめた子どもにピッタリ、自分で読める図鑑。
自分で本を読む楽しさや、知的好奇心を引き出します。
しょくぶつ(はっけんずかん)
植物図鑑がしかけ絵本になった「しょくぶつ (はっけんずかん) 3~6歳児向け 図鑑」
植物の名前や特徴などがわかる“窓あけしかけ”の絵本図鑑です。
しかけをめくると水や土の中にある植物の姿が見えたりと楽しみながら学べます。
厚紙を使用したボードブックなので、小さな子どもでも安心です。
楽しく植物が学べるカードゲーム 2選
楽しく植物が学べるカードゲームを2つ紹介します。
考える植物分類カードゲーム
小・中学校の理科で習う植物の分類楽しく学べる「考える植物分類カードゲーム」
植物分類だけでなく、食べられるか、毒があるか、花の咲く季節なども学べます。
草と木カード
植物の名前を覚えながら、ことばの発達を促すことができる「草と木カード」
身近な植物が登場し、自然への関心を高めることができます。
花育のまとめ
本記事では花育の重要性や花育の取り入れ方を解説しました。
幼少期から植物や花を身近に感じておくことはとても大切です。
公園でお花を観察したり、散歩中にお花を探したりと、身近なことから植物と触れ合ってみてはいかがでしょうか。
植物を実際に育てる経験がしたい方は栽培セット、
手軽に花育を暮らしに取り入れたい方は、お花のサブスクサービスがおすすめです。
届いたお花はドライフラワーにして、子どもと一緒に作品にすることもできます。
子どもとの暮らしに、「花育」を取り入れてみてはいかがでしょうか。