簡単にできる!失敗しないドライフラワーの作り方4選

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花のある暮らしは素敵で心が豊かになりますよね。

ただし生花はすぐに枯れてしまいますし、手入れも大変……

そんなお悩みをお持ちの方には、ドライフラワーがおすすめです。

花をドライフラワーにすることで、次のようなメリットがあります。

  • 生花より長い期間、花を楽しむことができる
  • 手入れが不要
  • 花の色や形の変化を楽しむことができる

本記事では、花をドライフラワーにする方法や注意点を解説します。

ドライフラワーを作って、お花のある暮らしをとり入れよう!

お花を育てる・購入する時間が取れない方には「お花のサブスク」がおすすめです。

下記の記事では花のサブスクについて解説しています。

目次

花をドライフラワーにする際の注意点

ドライフラワーを作る際のポイントは以下の3点です。

  1. ドライフラワーにする前にしっかり水揚げしておく
  2. 花は新鮮なうちに乾燥させる
  3. 湿気の少ない、直射日光の当たらない場所で保管する

花をしっかり水揚げしておく

ドライフラワーにする花をしっかりと水揚げしておくことが大切です。

生き生きした状態の花をドライフラワーにすると、仕上がりも綺麗になります。

新鮮なうちに乾燥させる

ドライフラワーを作る際、一番大切なのは花が新鮮なうち(花が咲いてすぐ)に乾燥させることです。

花が傷みはじめてからドライフラワーにしても綺麗に仕上がらなかったり、花びらが落ちる可能性があります。

湿気のない・直射日光に当たらない場所で保管する

ドライフラワー作成中・作成後は湿気の少ない・直射日光の当たらない場所で保管する必要があります。

湿気はカビや腐敗の原因になり、直射日光は色褪せの原因になるので注意が必要です。

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ドライフラワーに適した花の紹介

ドライフラワーに向いている花は、花びらの水分量が少なく、花びらの厚さが厚い花です。

赤色や青色など鮮やかな濃い色の方が、褪色しにくいといった特徴があります。

上記の特徴を満たしたドライフラワーにしやすい花を紹介します。

ミモザ

グリーンの葉と鮮やかなイエローの小花が綺麗な「ミモザ」

春の訪れを告げる花として有名で、ミモザの黄色い花を見ると、元気が出ますよね。

ミモザは乾燥させても色や形の変化が少なく、ドライフラワー作りにぴったりです。

葉と一緒に乾燥させて、リースやスワッグを作るのも良いですね。

ミモザは乾燥するとボリュームがなくなるので、リースやスワッグを作る目的で乾燥させる際は、多めの量をドライフラワーにしておくと安心です。

紫陽花

青、ピンク、紫色など色彩が鮮やかな「紫陽花」

紫陽花にもさまざまな種類がありますが、ドライフラワーに向いているのは品種は、初夏や秋咲きの「アナビル」です。

(紫陽花は梅雨に咲くイメージがありますが、梅雨の時期は湿気が多く綺麗にドライフラワーが仕上がりません)

紫陽花をドライフラワーにする際は、時期が最も重要で、初夏か秋の初め頃のアナビルを使用します。

初夏や秋の初め頃のアナベルは花や茎に水分量が少なくなっているため、乾燥が短時間で済み、色鮮やかな仕上がりのドライフラワーを作ることができます。

薔薇

お花の中でもダントツで人気の「薔薇」

薔薇にもさまざまな種類がありますが、花びらが厚い薔薇は乾燥後も崩れにくく、ドライフラワーに最適です。

濃い赤やピンクのバラを選ぶと、色の変化が少なく、色鮮やかなドライフラワーに仕上がります。

白や黄色など色の薄い薔薇は、褪色しやすいといった特徴があるので、色が濃い薔薇がおすすめです。

かすみ草

白くて小さな花をたくさん咲かせる「かすみ草」

花束に必ずといっていいほど入っている、メインのお花を引き立たせてくれる可愛いお花です。

花の水分量が少ないので、簡単に乾燥させることができます。

乾燥させる前に花を染色をして、オリジナルの色に染めたかすみ草をドライフラワーにするのもおすすめです。

千日紅

小さくて丸いシルエットが可愛い「千日紅」

暑さに強い花で、生花の状態でも鮮やかな花色が色褪せることなく長い期間咲き続けます。

千日紅は水分量が少なく、ドライフラワーにしても生花の時と変わらない色・形に仕上がるので、初心者におすすめです。

千日紅という名前の由来は、長い間花色が持つということからきているそうで、ドライフラワーにピッタリ!

スターチス

小さい花がまとまって咲くところが色鮮やかで綺麗な「スターチス」

ピンク、白、黄色、紫など色も豊富で、フラワーアレンジメントにアクセントとしてもよく使用されます。

スターチスも千日草と同様に生花の時から水分量が少ないので、ドライフラワーにしても色や形が変化しにくいといった特徴があります。

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ドライフラワーの作り方4選

花をドライフラワーにする方法は、主に4つの方法があります。


ドライフラワーの乾燥方法によって、仕上がり・用意する材料・完成までの期間が異なります。

作り方や特徴を簡単に紹介します。

ハンキング法

ハンキング法は、

生花の茎の部分を麻紐等で結び、直射日光に当たらない風通しの良い場所に、逆さまにして吊るす方法です。

1〜2週間程度で完成します。

綺麗に作るポイントは、花は密着させず、はやく乾燥させることです。

メリットデメリット
紙と吊るす場所があればできる
乾燥する過程で形や色の変化を楽しめる
形が縮んだように変形する
色が褪色する
湿気が高い時はカビたり腐ることがある

シリカゲル法

シリカゲル法は、

ドライフラワー専用の乾燥剤(シリカゲル)を入れた密封容器に生花を埋め込み、ドライフラワーにする方法です。

1週間程度で完成します。

花びらの内側までしっかりシリカゲルを埋め込むことで、短時間でしっかり乾燥させることができます。

メリットデメリット
風通しや湿気に左右されない
色や形の変化が少ない
シリカゲルと保存すると半年〜1年楽しめる
専用の乾燥剤が必要
茎ごとドライフラワーにする場合、大量のシリカゲルと密封容器が必要

下記の記事では、シリカゲル法で作るドライフラワーの作り方を解説しています。

グリセリン法

グリセリン法は、

グリセリン溶液(グリセリンと熱湯を 1:3で混ぜ合わせ、冷ました溶液)を入れた花瓶に花を挿して、ドライフラワーにする方法です。

1週間〜10日程度で完成します。

メリットデメリット
花落ちしにくい
生花に近い仕上がりが期待できる
作る過程も部屋に飾れる
水が腐り、失敗する可能性がある
元気な花でないとグリセリン溶液を吸い上げることができない

ドライインウォーター法

ドライインウォーター法は、

少量の水を花瓶に入れ、花を挿してお木、少しずつ水分を蒸発させながら乾燥させ、ドライフラワーにする方法です。

1〜2週間程度で完成します。

紫陽花・かすみ草・バラなど茎がしっかりとした花がおすすめです。

メリットデメリット
下向きで乾燥させないため、花びらを開いたままドライフラワーにできる
ドライフラワーを作る過程も部屋に飾れる
茎が曲がることがある
花が下を向くことがある
水が腐り、失敗する可能性がある

失敗しにくいおすすめの方法は?

実際にハンキング法、シリカゲル法、グリセリン法、ドライインウォーター法、全ての方法でドライフラワーを作ってみました。

個人的に失敗しにくいと感じた方法は、「シリカゲル法」です。

シリカゲル法は密封容器で保管するため、温度や湿度などの環境に左右されることがありません。

他の方法と比較すると、乾燥時間も短いので初心者でも簡単に作ることができます。

初めてドライフラワーを作る場合は、手軽にできるハンキング法か、失敗しにくいシリカゲル法がおすすめです。

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実際にドライフラワーを作ってみた!

実際にそれぞれの方法でドライフラワーを作ってみました。

ハンキング法

上記の写真はハンキング法で乾燥させた花です。

色や花の形に変化があり、ドライフラワーといえばこの形が一般的ですよね。

実際にハンキング法でいろいろな花をドライフラワーにしましたが、アナベル(紫陽花)やスターチスは花びらの縮みがほとんどなく綺麗にドライフラワーにすることができました。

バラなどの花びらが多い花は、風通しの良いところに置いていても時期によっては腐ってしまうこともあり、湿度や温度、花の種類などで仕上がりが変わると感じました。

ハンキング法はサーキュレーター等を活用し、早く乾燥させることが大切です。

シリカゲル法

上記の写真はシリカゲル法で乾燥させた花です。

ドライフラワーとは思えない、生花に近い状態に仕上がるのがシリカゲル法の特徴です

シリカゲル法では、花びらの隙間にしっかりドライフラワー専用シリカゲルを埋め込むことで失敗なくドライフラワーにすることができました。

密封容器にシリカゲルと花を埋め込み電子レンジで加熱する方法も試しましたが、花がしなしなになり、失敗してしまいました。
電子レンジでの加熱はシリカゲルの量や花の種類によっても加熱時間が異なるので難しいと感じました。

グリセリン法・ドライインウォーター法

上記の写真はドライインウォーター法で乾燥させたバラです。

グリセリン法やドライインウォーター法は、ハンキング法のドライフラワーより色の変化が少なく、花びらの縮みも少ないという特徴があります。

ただし水に茎を触れさせたまま乾燥させる方法は、乾燥途中で茎が曲がったり、水が腐ることもあり、初心者にはやや難しい傾向にあります。

実際にドライインウォーター法で作ったバラも茎が細いせいか、何本か茎が曲がってしまいました。

紫陽花などの茎が太い花を選ぶと失敗が少ないよ

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ドライフラワーの飾り方

ドライフラワーのおすすめの飾り方を紹介します。

ハンキング法で作ったドライフラワー

ハンキング法で作ったドライフラワーは、束ねてスワッグにするとオシャレです。

部屋の壁に吊るして飾るだけで、素敵なアンティーク調のインテリアになります。

自由にお花を組み合わせて、お部屋の雰囲気に合うものを作ろう

シリカゲル法で作ったドライフラワー

シリカゲル法で乾燥させたドライフラワーは、花の色や形が生花のように綺麗です。

ハンドメイド作品としてレジン加工したり、ハーバリウムにすると、オリジナルの可愛い作品が作れます。

乾燥剤(シリカゲル)と一緒に小瓶や透明容器に詰めると、カビや腐敗の心配もなく、長く楽しむことができます。

透明の容器に入れたドライフラワー

透明の容器にドライフラワーを入れるとインテリアに最適です。

プレゼントにもピッタリだね

瓶に入れたドライフラワー

ドライフラワーをしっかり密封できる瓶に入れて飾るのもおすすめです。

瓶を逆さにして飾ると、上側からもお花がみえて可愛いよ

レジン加工してアクセサリーにしたドライフラワー

ドライフラワーをレジン加工して、アクセサリーにするのもおすすめです。

写真の作品は2年ほど前に作ったものですが、まだ色鮮やかな状態が続いています。

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ドライフラワーの作り方のまとめ

本記事では自宅できるドライフラワーの作り方を紹介しました。

ドライフラワーの飾り方を考えて、お花の乾燥方法を選ぶと良いですね。

個人的におすすめなのは、仕上がりが綺麗なシリカゲル法のドライフラワーです。

シリカゲルや密封容器を揃える必要がありますが、色や形がほとんど変わらず、美しい花を長い期間楽しむことができます。

頂き物のお花やお庭に咲いた花はドライフラワーにして、お部屋に飾ってみましょう。

お花を育てたり、購入する時間がない方は「花のサブスク」を活用するのもおすすめです。

もちろんサブスクで届いたお花もドライフラワーにできるよ

花をドライフラワーにしたり、花のサブスクを活用しながら、お花がある暮らしをとり入れてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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