お菓子や海苔、サプリの袋を開けるとよく入っているシリカゲル。
気がつくとキッチンの引き出しにたまっていく、なんてことありませんか。
実はシリカゲルは、湿気を吸って役目を終えたあとも、しっかり乾燥させればもう一度乾燥剤として使えるんです。
わが家でも捨てずに再利用しています。
本記事では、もっとも手軽にできる電子レンジを使った再生方法を、実際の写真とあわせて分かりやすく紹介していきますね。
シリカゲルは青色の粒がピンクになったら再生が必要
お菓子や海苔、乾物などの食品の湿気を防ぐために入っているシリカゲル。
食品だけでなく、サプリやカメラ、家電の箱に入っていることも多いですよね。
シリカゲルの主成分は、二酸化ケイ素と呼ばれる物質です。
もともとは無色透明なのですが、塩化コバルトという成分で青色に着色されているものが多く流通しています。
青く色づけされている理由は、シリカゲルが「まだ乾いているか」「もう湿気を吸ってしまったか」をひと目で見分けられるようにするためです。
乾いているうちは青色を保ち、湿気を吸うにつれてピンク色へ変化していきます。
青色の粒がピンク色に変われば、吸湿効果がなくなっているサインです。
シリカゲルに毒性はなく燃えるゴミとして処分可能
シリカゲルの主成分である二酸化ケイ素には、人体に害を及ぼすような毒性はありません。
食品や医薬品の保管に使われるほど、安全性が高い素材です。
万が一お子さんやペットが口に入れてしまっても、体内に吸収されることなくそのまま排出されると言われています。
発熱などの化学反応も起こさないので、自治体のルールに従って燃えるゴミとして手軽に処分できるのも嬉しいポイントです。
専門の回収に出したり、特別な処理をしたりする必要がないのは、家庭で気軽に使ううえで大きなメリットですよね。
シリカゲルの再生には電子レンジがおすすめ
シリカゲルの再生方法には、おもに次の3つの方法があります。
- フライパンで加熱する方法
- 天日干しをする方法
- 電子レンジで加熱する方法
フライパンで加熱する方法は、シリカゲルが焦げつかないよう、ヘラなどで混ぜながら火にかける必要があります。
そのためつきっきりで作業しなければならず、他の家事と並行できないのがネックです。
天日干しは、お日様の力で乾燥させるエコな方法です。
ただし天気や日当たりに左右されるうえ、外に置いている間にホコリや小さな虫が混ざってしまうこともあります。
シリカゲルの再生に必要なものは100円均一で揃う
電子レンジでシリカゲルを再生するために必要なものは、次のとおりです。
- ピンク色になったシリカゲル
- 耐熱性容器や耐熱皿
- 漏斗
- 保存用の瓶
- お茶パック
漏斗・保存用の瓶・お茶パックは、いずれも100円ショップで揃えることができます。
わが家ではすべて近くの100均で買い揃えました。
初期費用をほとんどかけずに始められるのは、ありがたいですよね。

シリカゲルの再生方法
ここからは、わが家で実際に行っているシリカゲルの再生手順を、ステップごとに紹介していきます。
お菓子などに入っていた小袋タイプのシリカゲルは、必ず袋からシリカゲルを取り出してから加熱しましょう。
袋ごと温めると、袋が溶けたり破れたりする原因になるので注意してくださいね。
シリカゲルを耐熱容器に入れる
まず、ピンク色になったシリカゲルを耐熱容器に入れます。
写真ではタッパーを使っていますが、加熱中はシリカゲルがかなり熱くなり、タッパーが変形してしまう可能性があります。
耐熱のお皿やガラス容器を使うのがおすすめです。
※画像はタッパーですが、シリカゲルが熱くなりすぎるとタッパーが溶ける可能性があるので、お皿がおすすめです。

電子レンジ500wで3分加熱
シリカゲルを入れた容器を電子レンジに入れ、500Wで3分加熱します。
加熱直後は、シリカゲル本体も容器もかなり高温になっています。
取り出すときはミトンや厚手の布を使って、火傷には十分注意してくださいね。
容器を覗いてみると、青色に戻った粒もありますが、まだピンク色のままの粒も残っているはずです。
スプーンなどで全体をやさしく混ぜ合わせて、次の加熱でまんべんなく熱が伝わるようにしておきましょう。
スプーン等でシリカゲル全体を混ぜ合わせ、次の加熱時、熱が均等に伝わるようにします。

電子レンジ500wで3分加熱
全体を混ぜたら、もう一度500Wで3分加熱します。
今度は、シリカゲル全体がきれいな青色に戻りました。
これで再生は完了です。
シリカゲルの量や粒の状態によって、必要な加熱回数は変わってきます。
一度に全部青色に戻らなかった場合は、「3分加熱→全体を混ぜる→3分加熱」を、青くなるまで繰り返してください。
シリカゲルの量によって電子レンジの加熱回数が変わります。
シリカゲルの状態を確認しながら、青色になるまで電子レンジで加熱してください。

再生したシリカゲルを瓶に入れて冷ます
再生が終わったら、シリカゲルを保存用の瓶に入れ、しっかり蓋をした状態で冷ましていきます。
ここでフタを開けたまま冷ましてしまうと、空気中の湿気を吸い込んで、せっかく青に戻ったシリカゲルがまたピンクに戻ってしまうことがあります。
これではせっかくの再生が水の泡なので、必ず瓶に入れて密閉した状態で冷ますのがポイントです。
湿気を吸うことなくそのまま保管できる瓶での保存がおすすめです。

※容器も中身もかなり熱くなっているので、軍手やキッチンタオルを使って慎重に作業してくださいね。
※熱いので火傷に注意してください。

再生完了
あとは瓶に入れたまま、シリカゲルが自然に冷めるのを待つだけです。
これで電子レンジを使った再生は完了です。

シリカゲルの使い方
再生したシリカゲルは、お茶パックに小分けにしてから使うのがおすすめです。
そのままだと粒が散らばってしまい、扱いづらいんですよね。
お茶パックには紙タイプと不織布タイプがあります。
どちらでも問題なく使えますが、わが家では破れにくく丈夫な不織布タイプの方が、何度も繰り返し使えて使いやすいと感じています。
お茶パックは、紙タイプと不織布タイプがあります。
どちらでも構いませんが、個人的には不織布タイプの方がしっかりしており扱いやすいと感じています。

シリカゲルの使用用途を紹介します。
食品の保存
手作りのクッキーや海苔、ドライフルーツなど、湿気で食感が変わってしまう食品の保存にシリカゲルはぴったりです。
保存容器の中にお茶パックごと一緒に入れておくだけで、サクサク・パリパリの状態を長くキープできます。
靴の乾燥
梅雨どきや雨の日に履いた靴の中に、シリカゲルを入れたお茶パックを忍ばせておくと、湿気をしっかり吸い取ってくれます。
翌朝には靴の中がさらりとしていて、ニオイ対策にもひと役買ってくれますよ。
ドライフラワーの保存
お気に入りのドライフラワーを長く楽しみたいときも、シリカゲルが活躍します。
密閉できる袋や瓶にドライフラワーとシリカゲルを一緒に入れて保管すれば、カビや色あせを防ぎながら、きれいな状態をキープできますよ。
カメラやスマホをうっかり水没させてしまったときの、応急処置にもシリカゲルが使えます。
もちろん100%復活する保証はありませんが、何もしないよりは助かる可能性が高くなる方法として知られています。
水没した電子機器を復活させる
カメラやスマホをうっかり水没させてしまったときの、応急処置にもシリカゲルが使えます。
もちろん100%復活する保証はありませんが、何もしないよりは助かる可能性が高くなる方法として知られています。
カメラや携帯電話が水没した時、シリカゲルを活用することで復活する可能性があります。
- 水没した電子機器の水分を素早く拭き取り、バッテリーやメモリーカードを外します。
- シリカゲルをたくさん入れたジップロックに電子機器を入れ、1晩おくと復活する可能性があります。
まとめ
本記事では電子レンジでシリカゲルを再生させる方法を紹介しました。
市販の乾燥剤を買い足さなくても、家にあるシリカゲルでお菓子や靴、ドライフラワーまで湿気から守れるのは、家計にもエコにも嬉しいポイントです。
もし自宅に余っているシリカゲルがあれば、ぜひ一度再生して使ってみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

